神にもすがる やましい気持ちから、神社巡りに興味を持ちました。
神様だったら、望を叶えてくれるだろうと・・・・どうか叶えて下さいと
・・勉強しました。
神社に行く本来の目的は、毎日の感謝の気持ちを神様に伝えるためらしいです。
反省・・日本に生まれて、小さい頃からいつも見てた身近にある神社、・・何も気づきませんでした。
自分の都合で、神社参り
まあ、それも大事ですけどね
今はふと、近くの神社に立ち寄り、
境内に入るだけで魂が浄化され、不思議と心が落ち着きます。
神社の神様から呼ばれているからです。たぶん
そんな感じで、神社巡り
皆さんにその魅力をお伝えしたいと思います。
神社巡りの魅力
日本には実に多くの神社があり、散歩がてら近所の神社を訪れたり、旅行の目的として遠方の神社へ行ったりと、思い思いのスタイルで楽しめることが神社巡りの良さです。
・・道草の時間が増えてしまいますが
小さな神社であっても、その土地に根ざした歴史や文化を感じ取ることができます。
また、有名な神社を巡る際には、事前にその神社の祭神や歴史、参拝の作法などを学ぶことで、より深い理解が得られます。
季節ごとの祭事やお祭りに参加するのも、季節を感じ神社の魅力を存分に味わう良い機会です。
また、「朱印状」を集めるもの楽しみの一つですね。
各神社の個性溢れる御朱印を自分で選んだ御朱印帳に頂き、それが増えていくと、なんだか気分が上がります。
自分自身が訪れた神社の証として「その時」を閉じ込めた宝箱のようなものです。
行っても行っても、まだまだ「行ったことのない神社」がたくさんあることなんかも、そうですね。
全国に8万8,000社あるそうです。ビックリ仰天玉手箱です。
神社巡りは、ただ参拝するだけではなく、その土地の文化や歴史、季節や自然を体感し、いろいろなことに「気づく」一つの「人生の旅」だと言えます。
神社のあれこれ
さあ、まずは神社巡りの前に、神社のあれこれについて、学んでいきましょう。
神社の発祥
神社の発祥については、諸説あり、今日においても定説は確立されてないようです。
縄文・弥生・古墳の各時代においても、遺跡や出土品から、人々による宗教的な行為があったことは、間違いのない事実です。
古来から神霊の降臨する場所は「モリ」と呼ばれ、人が足を踏み入れることができない地、すなわち禁足地だったそうです。
日本最古の歌集「万葉集」では、神社を「モリ」と呼んでおり、古くから神社の本質がこのような「モリ」と呼ばれる禁足地であったと言われています。
後にこうした空間の中に、人間の住居と同じように建築物が置かれるようになり、これらが神の社、すなわち神社と呼ばれるようになったとのことです。
八百万(やおよろず)の神
八百万とは、神様が八百万いるという意味ではなく、無限に近い神がいることのたとえです。
「八百」とは数が多いこと、「万」とはさまざまを意味し、多種多様な数多の神を意味します。
つまり、自然物から身近なもの、偉人に至るまで、すべての神様を意味するのが「八百万の神」です。
また、神様はもともと姿をもたず「宿る」ものとされ、神霊が憑く対象物を「依代(よりしろ)」と呼びます。
ご神木やご神山などを指すほか、神域を指すこともあります。
そして、神様が宿る依代の事を「御神体」と呼びます。
昔は、1から順に数えていったときに、具体的に「8」以上を数える機会は限られていたことから、これが「たくさん」とか「最大」というような意味合いがあったそうです。
また。「八」の形が「上」(現在)から「下」(未来や将来)へ広がり、これが永久的に発展、繁栄するということを意味しているとも記述されてました。
・八島、八州(日本の呼称の1つ、多くの島からなる国)
・八雲 (幾重にも重なり合った雲)
・八重桜 (花弁が何枚も重なっている桜の総称)
・八千代 (非常に永い年代)
祭神(さいじん)
「祭神(さいじん)」とは、神社に祀(まつ)られている神様の事です。
基本的には日本神話に登場する神様が祀られていることが一般的で、初期の神社では、祀られている神様に名前はなく、鎮座している地名や神社名に「神」をつけた名前で呼ばれていたようです。
10世紀頃から神々に具体的な神徳(しんとく)が付加されるようになりました。
神徳とは、その神社の祭神の功徳のことです。
簡単に言うと、あの神社の御祭神は、学問の神様、菅原道真であり、学問に関してご加護を願い求めることができるということです。
そして、神様に祈願して恩恵を授かることをご利益と言います。
更に、明治時代になり主神と配神の区別がされるようになりました。
主神とはその神社で主に祀られている神様であり、配神は主神にゆかりのある神様のことになります。
神社とは
神社は日本古来の信仰のひとつ、「神道(しんとう)」の神々を祀る施設のことです。
神道は、いわゆる多神教であり、自然信仰となっていて、八百万(やおよろず)の神という多くの神々がそれぞれの神社の祭神(さいじん)として祀られています。
つまり神社はそういった、御祭神が宿るとされる神秘的な対象物を祀る為の社なのです。
神社関連の単位
ここでは、神社に関する数の数え方について、説明します。
神様
神様については 、一柱 、二柱というように 「柱」を単位に数えます。
昔から木などの「柱」を神に見立てる信仰があり、それがいつしか、神様のことを数える際には、柱を使うようになったということです。
読み方は、下記のようになります。
- 一柱 ひとはしら
- 二柱 ふたはしら
- 三柱 みはしら
- 四柱 よはしら
- 五柱 いつはしら
- 六柱 むはしら
- 七柱 ななはしら
- 八柱 やはしら
- 九柱 ここのはしら
- 十柱 とはしら
- 十一柱 とおあまりひとはしら
- 二十柱 はたはしら
- 二十一柱 はたあまりひとはしら
お札とお守り
お札とお守りは、一体、二体と「体」を単位に数えます。
神社で祀られている神様のことを祭神、この祭神が宿る依代となった自然物や人工物は御神体、御神体の数え方は一体、二体です。
よって、お札やお守りも、いわば御神体が宿ったものなるので、一体、二体と数えます。
・・・・ちなみに、パソコンで使うマウスの距離の単位は、ミッキーです。
社号(しゃごう)について
普段、何気に参拝している神社の名前は、格式によって呼び名が違います。
神社の最後につく「神社」「大社」などの称号を社号といい、「神宮・大社・宮・大神宮・神社・社」の6種類があります。
これらの社号には意味があり、その神社の権威や歴史・御祭神などに基づいています。
ここでは、主要な神宮・宮・大社について、簡単に説明します。
神宮(じんぐう)
社号の中で最も格式が高いとされるのが「神宮」です。
皇室とゆかりの深い由緒ある神社につけられるものです。
代表的な伊勢神宮は、皇祖神の中で最も尊いとされる天照大御神を御祭神とする由縁で、神宮とだけ言えば、伊勢神宮のことを言います。
伊勢神宮では、三種の神器のうち八咫鏡(やたのかがみ)を祀ってあります。
その他、代表的なもので熱田神宮、明治神宮があります。
熱田神宮は草薙神剣(くさなぎのつるぎ)をご神体とし共に天照大御神を祀り、明治神宮は第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后を御祭神として祀ってあります。
宮(ぐう、みや)
「宮」は神宮と同じ意味で用いられており、天皇や親王などの皇族を祀る神社に付けられています。
また、皇族以外でも天満宮など皇族でなくとも政権に関わった数少ない神様にも宮の社号が付けられています。
菅原道真を祀る天満宮と徳川家康の東照宮が有名です。
大社(おおやしろ)
「大社」とは戦前までは出雲大社にだけ使われていた社号です。
字のごとく、大きな神社を指すもので、古来大きな神社として崇敬された古社になります。
現在では全国に信仰の広がる総本社やそれに並ぶ影響力の大きな神社に使われていることが多いです。
東北の伊勢と呼ばれる熊野大社、二千年以上の歴史を持つ氣多大社が有名です。
神社参拝の目的とは?
神社への参拝にはどのような意味や目的があるのでしょうか。
私のように、やましい気持ちで行くこともあります。
一般的には、願いの成就のため、お祈りしに行く姿を思い浮かべますが、それだけではありません。
神社へ参拝する意味と目的には、以下の3つの項目があります。
- 神様に日々の感謝を伝えるため
- 穢(けが)れを祓(はら)い清めるため
- 今後の幸せや叶えたいことを祈願するため
日々見守ってくださる神様へ感謝の祈りを捧げるために参拝し、参拝することで、穢れや罪(過ち)が清められ、心身を清浄でき、そして願いを叶えるための決意表明をし、神様からお力添えをいただけるかもしれないとお祈りすることです。
私みたいに、効果・ご利益を期待するあまり、お願い事をすることだけが参拝の目的にならないようにしましょうね。
神社参拝の作法
参拝の作法には厳格な決まりはありません。
神様への敬意の表し方は人それぞれであり、地域や神社によっても作法が異なるためです。
といいつつ、一般的に言われている参拝の作法を説明します。
神様にご挨拶をする上で、また日本で育った感謝も込め、知ることは大事ですからね。
神社にあるものと名称
まずは、神社にあるものやその名称について、なにがどこになんのためにあるのか説明しますね。
これを、知っていると神社巡りの楽しみを増えますし、知り合いやお友達に、自慢できますよ。
鳥居
鳥居は、神社にはほぼ必ず備わっているもので、私たちの住む世界と神様の住む世界を繋ぐ役割を果たしているそうです。
神社とお寺の違いの一つは、この鳥居の存在です。
神様の住む場所の玄関口と言えますので、鳥居の前では一度立ち止まり、一礼してからくぐるとよいでしょう。
参拝を終えて境内を出る際も、忘れずに
ちなみに、鳥居は大きく分けて2種類あります。
鳥居上部の横柱がまっすぐになっている神明鳥居、鳥居上部の横柱の両端が上に反っている明神鳥居と言います。
是非、鳥居を通る前に、違いを見つけてみましょう。
参道
参道は参詣するために通る道のことです。
鳥居をくぐって参道に入るとそこは神様の道です。
砂利が敷かれていたり、石が並べられていたりと形はさまざまですが、参道の真ん中は「正中」と呼ばれ、神様の通り道だといわれています。
参道を歩くということは、一歩ずつ神様の世界に近づいていくということです。
そして、玉砂利を踏むシャリシャリという音は身を清めるともいわれています。
なので、中央を避けて、左右どちらかに寄って歩くようにしましょう。
神門(しんもん)
神社の境内には、幾重もの玉垣や瑞垣で取り囲まれてます。
その入口にあるのが、神門です。
形状によって、桜門などとも呼ばれます。
門の両側にサムライのような像が安置されていれば、随身門と呼ばれるそうです。
手水舎(てみずや)
何と呼ぶのでしょう?
手水舎の読み方は様々です。「てみずしゃ」「ちょうずや」「ちょうずしゃ」とも呼ばれますし、手水舎ではなく「水盤舎(すいばんしゃ)」や「御水屋(おみずや)」と呼ばれるところもあるそうです。
各神社の入口付近に基本的にありますが、ただの手洗い場と思ってはいけませんよ。(笑)
手水舎は、神前に出るための準備として、身を清める大事な場所になります。
手水舎の多くは四方が吹き抜けていて、屋根と柱、水口と水盤からなります。
参拝するたびに行なう事なので、手水舎の作法についても、ぜひぜひ、覚えておきましょう。
手水舎の起源は神道に由来し、聖域を訪れる際に周辺に流れる河川の水や湧き水で身を清めていた事に始まります。神社の近くには御手洗川や祓川と呼ばれる川があることが多く、ここで人々は身を清めていました。
しかし、その都度川に入るのは大変なので、手水舎を利用して「禊」を簡略化したとされます。
神さまは穢れ(汚れ)が嫌いなので、汚れたままお願い事しても聞いてくれないかもしれません。
手水舎で身を清めてからお参りしましょう。
神楽殿(かぐらでん)
神楽殿は神社にある神楽を奉納するために建てられている祭場・舞台のことです。
本殿や拝殿の他に、神楽殿が建てられている神社もあり、神社の規模によって有無や大きさに違いはありますが、神楽を奉納する際はこの神楽殿が使われます。
神楽殿の他に「舞楽(ぶがく)」と呼ばれる、中国や朝鮮から伝えられ、日本の雅楽と結びついた舞を奉納する「舞殿(まいどの)」と呼ばれるものもありますが、現在では名称の違いに留まり、大きく区別されることはないようです。
社務所(しゃむしょ)
社務所とは、神社の事務所のようなところです。
神社では事務のことを社務と呼ぶため、事務所でなく社務所という名前になっています。
社務所には神職や巫女さんがいて、神社の社務を行っています。
また、参拝客の待合場所として機能したり、祈祷の受付や、お守り・おみくじ等の授与、御朱印なども社務所で扱っています。
摂社(せっしゃ)・末社(まっしゃ)
摂社・末社というのは、本殿の御祭神と縁の深い関係にある神さまや地主神などを祀った境内の神社のことをいいます。
今は摂社・末社をひとくくりにしてこのような定義で整理されますが、実は、戦前までは摂社と末社はしっかりと区別されていました。
ちなみに、摂社が末社より上位の位置づけです。
狛犬(こまいぬ)
狛犬とは、拝殿の前や参道の要所に左右「一対」となって設置されている像です。
勇ましい表情で、邪気を祓(はら)い、神前を守護する意味を持っています。
その姿は獅子のようで、架空の動物、霊獣とされています。
一般的に、拝殿に向かって右側に口を開けている「阿(あ)形」、左側に口を閉じている「吽(うん)形」が構えています。
(逆のものや両方とも口を開けているものなど例外もあります)
これが対になって「阿吽(あうん)」となります。
この「阿吽」とは、もともとインドのサンスクリット語の最初の音「あ」と最後の音「うん」を表しており、「宇宙の最初と最後」を意味していると言われています。
本殿(ほんでん)
祭神が鎮座する、もっとも神聖な場所が本殿です。
そのため、神社の一番奥にあります。
本殿は、基本的に神職の方しか入ることはできません。
ちなみに、本殿を拝むための場所で、本殿の前にあるのが「拝殿(はいでん)」になります。
参拝者は拝殿の前にある賽銭箱のところで参拝します。
参拝の作法
神社の参拝において、一般的な作法については、4つあります。
ここでは、手水舎と二礼二拍手一礼の作法について、説明します。
手水舎で手や口を洗い心身を清める
ご本殿や拝殿に行く前に境内に設けられた手水舎で手と口を清めます。
手水舎は、参拝者が身を清めるために、手を洗い、口をすすぐ場所となります。
手水舎の水盤にはたいてい「洗心」という文字が彫られていますが、これは「両手と口を洗い清めることによって心(魂)も清める」という意味です。
参拝する前には、必ず手水に寄って身を清めましょう。
手水の作法は、以下のとおりです。
- 右手で柄杓を持って水を汲み、左手にかけます。
- 柄杓を左手に持ち替え、右手にかけます。
- 再び柄杓を右手に持ち替え、左の掌(てのひら)に水を受けて口をすすぎます。
- もう一度、左手に水をかけます。
- 最後に、両手で柄杓を立てて柄杓の柄に水を流します。
- 柄杓置き場に柄杓を伏せて戻します。
二礼二拍手一礼の作法
- 賽銭箱に賽銭を入れる
白い紙に包んだ米を「おひねり」として供えていた名残りだそうです。
大事なものを捧げることは私欲があっては出来ないことなので、賽銭を入れることで心の靄を祓うという意味もあるそうです。 - 鈴を鳴らします
鈴の音によって祓い清め、神を呼びます。
鈴をならす回数に決まりはありませんが、2~3回鳴らすのが良いようです。 - 二礼(2回頭を下げておじぎをする)して神への敬意を表します。
一度目のお辞儀は、挨拶と同じ意味があり、二度目のお辞儀は、神様に経緯を表していると言われています。 - まずは胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして二拍手
その後、指先をきちんと合わせ祈りを込めてから手を下ろします。
掌をずらすのは、神と人とがまだ一体になっていないという意味らしく、二度手を打つことで神を招き、その後掌を合わせることで神人が一体となり、祈願を込めて神の力を体得するからだといわれています。 - 願をかける
① 名前と住所を名乗る
② 日頃の感謝を伝える
③ 願い事を伝える
祝詞(のりと)を唱えるのも、いいかもです。
祝詞は、神道の祈りの言葉です
祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え
はらいたまえ きよめたまえ かむながら まもりたまえ さきわえたまえ
この祝詞には、『罪や汚れを取り除いてください、神様のお力で守り導いてください』という意味があります。 - 最後に一礼をします
お参りが済んだことに対するお辞儀や、呼んだ神様を送る意味があります。
朱印状のすすめ
御朱印とは、神社やお寺にお参りしたときに、証(あかし)として授けられる印のことです。
神社やお寺の名前、ご本尊のお名前、お参りした日付などが墨で書かれています。
また、同じ神社やお寺が無いのと同じように、御朱印のデザインにもひとつとして同じデザインのものはありません。
御朱印のデザインの違いを楽しみに、参拝の記念になる御朱印は、旅や散歩の思い出を振り返ることのできるすてきな趣味です。
神社巡りを楽しみましょう。
さて、神社に関することを、いろいろと記述してきました。
日本には、たくさんの神社が存在しています。
家の近くにも、あると思います。
散歩の際にお参りしたり、旅行に行った時に有名な神社でお参りしたりできます。
事前にその成り立ちや歴史、祭神様を調べたり、朱印状を集めたり、文化的教養も身についたりします。
また、運気をアップさせてくれて、心身もリフレッシュできる場所でもあります。
自分のライフスタイルに合わせて、神社巡りを、是非楽しみましょう。