現状分析のための手相

手のひらを見るだけで、その人の運命や性格など様々なことがわかる手相
1度くらいは自分の手のひらの線を見て、何を意味しているのか気になったことがありますよね。

手相は、顔と同じで一人一人によって違いや特徴などがあります。
生まれつきの資質を表していたり、今までどのような人生を歩んできたかで変化したりします。
古くから伝わる手相を読み取ることができれば、現状を知り未来を変えていく、手相から生きるヒントを得て、自己の人生がより充実することでしょう。

また、人とのコミニューケーションツールとしても、使わない手はありません。
ここでは、そんな手相の見方について、紹介していきます。

手相とは

手相とは、統計学をもとにした占いで、約6000年前、古代インドで始まったといわれています。
手のひらの大きさ、形、色、手のひらに現れる掌線しょうせん、手のひらのきゅう、指の形や長さまで、さまざまな特徴を観察して占いますが、一般的に掌線しょうせんを中心に見て占うことが多いです。

生後間もない赤ちゃんの手のひらには、手相がほとんど見られません。
それが年を重ねるごとに増えていき、いろいろな手相になっていくとされています。
手を握ったり伸ばしたりしているうちに、また、成長するにつれ、考え方や行動、置かれている状況などが影響し、手相に刻まれていきます。

また、手は脳と連動し、精神面とも繋がりが深いと言われています。
なので、行動や考え方が変わると手相も変化し、早い人で、3か月で変わることもあるそうです。

つまり、あなたの考え方、行動、生活、人生がそのまま手相に現れ、時と共に変化し続けるのが手相です。
そして、「手相」が変われば、未来の運命も変わっていきます。

手相が示すのは現在の状況と、その延長線上にある未来です。
そして、現在の状態を読み取った上で、生きるヒントを得るということ、また未来へ向けたアドバイスを行うのが手相占いだそうです。

きっと「手相」が、あなたの明るい未来へのアドバイスをしてくれることでしょう。

手相の基本的な見方

では実際に「手相」を見る際は、どのようにしていくのでしょうか?

左右での手相の違いや、基本の「7大線」、手のひらの膨らみを見る「8つの丘」、幸運な手相について、記述していきます。

左右での手相の違い

手相を見る際に、左右どちらの手で見るべきか、どうでもいいのか、迷う方が多いのではないでしょうか。?
実は、左右の手では意味が変わります

左手は感性を司る右脳と右手は理性を司る左脳と直結しています。

そのため、
左手無意識の性格、持って生まれた才能(先天的なもの
右手意識して変えた性格、努力して得た才能(後天的なもの
が現れるといわれています。

基本的には両手を見て総合的に占うそうなんですが、今の現状やこれから将来どのようになるかを求める人は、現状が見える「右手」のみで占っても問題ないそうですよ。

基本の7大線

基本の掌線しょうせんは、「7大線」と呼ばれています。
掌線とは、手のひらに現れるしわの線のことです。

線の長さ、濃さ、位置などによって、異なる意味が読み取れます。

① 生命線

生命線は、人差し指と親指の付け根の間辺りから手首方向にカーブを描いて伸びる線で、基本的に生命力の強弱を見ます。
生命線には、体力やスタミナ、体質や気力、病気のかかりやすさや回復力などがいろいろな形で現れています。

生命線は濃く太い場合、活力にあふれ、自信に満ちているとされます。
薄く細い場合は、気力などが不足気味で、自信がないことを示します。
カーブの張り出しが大きいほど生命力が旺盛となり、外交的な性格を伴うとされます。
張り出しが小さいと、虚弱体質で無理が利かないとされます。

② 知能線

知能線(頭脳線)は、人差し指と親指の付け根の間辺りから掌を横切っている線で、基本的にその人の考え方を見ます。
知能線には、知力や性格を含む人間性、職業の適性などが、いろいろな形で現れています。

知能線の始点が生命線と同じ場合、考え方に偏りがなく、堅実なことがわかります。
始点が生命線から離れている場合、好奇心が旺盛で行動力があるとされます。
生命線との重なりが長いと慎重派となります。

知能線では、線がどの方向に向かっているかも観点となります。月丘方向に向かうと想像力が豊かになり、水星丘に向かうと、実務的な処理能力に優れることになります。この他、本数や枝分かれも判定要素となります。
 ※丘の位置については、後ほど図で表示します。

③ 感情線

感情線は、小指の下方から人差し指の付け根方向に伸びる線で、基本的に感受性や感情のあり方を見ます。
そこには、愛情の深さや恋愛・結婚に対する考え方、性格などが、いろいろな形で現れています。

感情線の始点の位置が、小指の付け根寄りの場合、恋愛や仕事に対して高い理想を掲げているとされます。情熱的で短気な面もあるようです。
始点が月丘寄りの場合、何事にも冷静で、感情を表に出さないとされます。

感情線が長い場合、愛情に深く、感情に左右されやすいことになります。
短い場合は、感情の起伏が少なく、客観的なモノの見方ができるとされます。

感情線の向かう方向も観点となります。人差し指の付け根の線まで伸びていると、純真なことになります。この他、枝分かれや細かい支線の向きも判定要素になります。

④ 運命線

運命線は、始点に関わりなく中指の付け根方向に伸びる線で、基本的に運命や運気の強さを見ます。
そこには、恋愛や結婚の時期、強運になる時期などが、いろいろな形で現れています。

運命線が濃い場合、強い信念を持ち、自力で開運に導く力を持っているとされます。
薄い場合、謙虚な面があり、人と協調して開運することに長けていることになります。

手首の中央辺りから直線的に伸びている場合、強運を持ち、様々な分野で頂点に立てるとされます。
月丘から伸びている場合、素直な性格で周囲の人から好かれるとされます。
金星丘から伸びていると、親族との縁が深くなり、その関わりで開運することになります。

運命線の止まる位置では、強運がいつまで続くかがわかります。この他、運命線の向かう方向や途切れ具合も判定要素になります。

⑤ 太陽線

太陽線は、薬指の付け根辺りにある縦線で、基本的に成功運や人気運を見ます。
そこには、金運などのお金巡りや幸せ、地位や名声などがいろいろな形で現れています。

太陽線がハッキリと刻まれている場合、着実に収入が増やせるとされます。
太陽線が2~3本以上と複数現れている場合、複数の仕事を持って稼いだり、複数の趣味を楽しむことになります。

太陽線が生命線上から伸びている場合、才能や努力によって成功や幸せをつかむとされます。太陽線が知能線上から伸びていると、アイデアや知力を活かして成功などをつかむとされます。
太陽線が感情線から伸びていると大器晩成となり、運命線から伸びていると、その位置が示す時期に開運することになります。

この他、枝分かれや星紋が現れているかも判定要素になります。

⑥ 財運線

財運線は、小指の付け根辺りで縦に伸びる線で、基本的に財運や金銭感覚を見ます。
そこには、お金の状態、お金への執着心、商才や金銭的な管理能力などがいろいろな形で現れています。

きれいな財運線が水星丘の真ん中にある場合、財運に恵まれ、お金のやりくりに優れているとされます。良く働き良く稼ぐということにつながるようです。
財運線が全くない場合、お金に対する執着が薄く、お金に藻頓着ということになります。
薄い財運線が複数現れている場合、金運はあるものの、ある分だけ使い切ってしまうとされます。

月丘から真っ直ぐ伸びている場合、クリエイティブな分野で財が築けることになります。
この他、どの線上から伸びているかや、キレギレになっているかも判定要素になります。

⑦ 結婚線

結婚線は、小指の付け根のラインと感情線の間で横に伸びる線で、基本的に恋愛や結婚に対する気持ちを見ます。
そこには、恋愛・結婚観、出会いの時期、結婚後の傾向などがいろいろな形で現れています。

結婚線が1本スッキリと現れている場合、生涯連れ添う相手に出会えたり、結婚してもずっと好きでいられるとされます。
家庭運にも恵まれるはずです。
結婚線が2本ある場合、結婚を2回するか結婚を意識する相手と2回巡り会えることを示します。
結婚線が複数ある場合、恋愛の数が多くなり、モテるのですが、なかなか結婚相手が絞り切れないことになります。

結婚線が全く現れていない場合、恋愛や結婚に関心があまりないとされます。
結婚線が格子状だと、非常にモテ、結婚後もモテて災いに転じやすくなります。
この他、結婚線の枝分かれや終点の向きも判定要素になります。

手のひらの膨らみを見る「9つの丘」

手のひらの肉付き、膨らみを「9つのきゅう」と呼びます。
9つの丘は、月丘、地丘、金星丘、木星丘、土星丘、太陽丘、水星丘、第一火星丘、第二火星丘になります。
丘のふくらみ方などによって、読み取る意味が変わってきます。

木星丘

木星丘には、向上心、野心、努力、リーダーシップ、独立などの意味があります。
主に向上心を司る丘として知られています。
ここに膨らみがあり発達している場合、強い向上心を持ち、目標などに向かって積極的に行動し、努力を惜しまないことになります。

何事も前向きに取り組むので、成果を手にする可能性が高くなります。
独立開業をしたり、リーダーとして活躍が期待できます。自力で運勢を切り開くことに優れています。

社会的な地位がある人は、発達していることが多いとされます。
発達し過ぎていると、頑固さが際立ち、見栄っ張りとなり、野心が非常に強くなるようです。

凹んでいたり膨らみがほとんどないと、何事も消極的となり、人の指示に頼るとされます。
また現状に満足して場合もあります。また運勢が弱まってくると膨らみが小さくなるようです。

土星丘

土星丘には、持久力、探求心、思慮深さ、孤独、冷静、信仰などの意味があります。
主に忍耐や勤勉さを司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、何事も真面目に取り組み、慎重に考えてから行動することになります。
じっくりと考え忍耐強いので失敗が少なく、最終的に大きな成果を手にしやすくなります。
コツコツと努力する傾向にあり、孤独を好む面もあります。
仕事に対する責任感は強くなります。
時代の流れの速さについていけない点もあるようです。

ここが発達し過ぎていると、慎重さや用心深さがより一層強くなり、人をあまり信用しなくなるとされます。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、何事もよく考えずに判断するとされます。

太陽丘

太陽丘には、成功、人気、金運、芸術的センス、精神性、コミュニケーション能力などの意味があります。
主に成功運、金運、人気運を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、性格的な明るさがあり、人から好感をもたれることになります。
人を喜ばせることを念頭に置けば、成功運や金運が上昇します。
想像力が豊かで芸術的なセンスにも優れているとされます。
タレント性やスター性を持つことが多く、人気を手にしたりします。
音感やリズム感が良かったり、運動神経に優れていることもあります。

ここが発達し過ぎていると、わがままな面が際立ち、見栄を張りやすくなります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、成功や人気が手にしくく、運勢も弱くなるとされています。

水星丘

水星丘には、商才、伝達能力、発想力、財運などの意味があります。
主に商売運、仕事運、社交性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、商才などに秀でて、話術が巧みなので、何らかの商売で成功するはずです。
コミュニケーション能力に優れ、人脈も幅広くビジネスチャンスを逃すことも少なくなります。
頭の回転が早いので、素早く的確な判断ができます。
人との輪を大切にして、対人関係を築いていくとされます。経営者に向いています。

ここが発達し過ぎていると、何かと欲張りになりやすく、表向きの人当たりが良い八方美人や偽善者にもなりがちです。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、商才に欠け、お金儲は苦手とされます。

金星丘

金星丘には、愛情、活力、健康、情熱、官能的な魅力などの意味があります。
主に生命力や愛情運を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、生命力にあふれ、豊かな愛情を持つとされます。
体力面にも優れ病気などの回復が早く、精神的なストレスに強いとされます。
何事も情熱的に携わるので、成功しやすくなります。
美的センスに優れ、細やかな心配りができるようです。人の面倒見が良く、同情心にあふれています。
家庭運にも恵まれることになります。

ここが発達し過ぎていると、性的欲求が強くなり、異性に関わるトラブルが多くなります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、体力的な弱さがあり、人間的な魅力にも乏しくなります。

月丘

月丘には、創造力、想像力、直感力、神秘性、空想力などの意味があります。
主に創造性や感性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、想像力や空想力に優れ、鋭い直感を持つとされます。芸術的なセンスも高く、美術や音楽、文学などの分野で活躍が期待できます。
直感を信じて行動すれば、何事もスムーズに進むはずです。
人から好かれる魅力も持ち合わせ、困っている時には助けられるといった面があります。

ここが発達し過ぎていると、夢やロマンチックなものを強く追い求めたり、妄想の世界に陥りやすくなります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、創造性や感情表現が乏しくなり、魅力にも欠けてしまうとされます。

第1火星丘

第1火星丘には、勇気、闘争心、行動力、強い意志などの意味があります。
主に積極性を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、決断力と行動力に優れるとされます。
一度決めたことは最後までやり抜く意志の強さを持っています。
何事も果敢に挑戦するので、成功が手にしやすくなります。
深く考えずに行動する分、失敗も多くなります。
人との競争を好み、攻撃を受けると、それ以上の反撃をするとされます。

ここが発達し過ぎていると、気が短くなり、感情的で喧嘩っ早くなります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、気が小さくなり、自分に自信が持ってないことになります。

第2火星丘

第2火星丘には、自制心、正義感、冷静、忍耐などの意味があります。
主に正義感を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、困難などに遭遇しても忍耐強く乗り越えられるとされます。
周りの誘惑に負けない、自制心があり、どんな状況にあっても冷静な判断ができます。
精神的に強く、感情や欲望がコントロールできます。

正義感が強いので、曲がったことや悪事が見逃せない面があります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、忍耐力が乏しくなり、根気が続かないとされます。

地丘

地丘は、始まりと終わり、再生、再出発、不可能を可能にする力、人智を越えた力などの意味があります。主に再生力を司る丘として知られています。

ここに膨らみがあり発達している場合、何らかの挫折があっても、必ず復活を遂げる力を持つとされます。
信念を貫くことで不可能を可能にすることもあります。
凹んでいたり膨らみがほとんどないと、忍耐力に欠け、失敗への不安が強くなるとされます。

幸運の4つの掌線

ここでは、珍しいと言われている幸福を呼ぶ4つの掌線について、記述します。

①強運を持つ「マスカケ線」

通称、「天下取りの相」とも言われる強運を表す「マスカケ線」
生命線を起点にして、まっすぐ手のひらを横に伸びる「マスカケ線」はとても希少な手相で、掴んだ運は絶対に放さない大金星の相とも言われる大変縁起の良い手相です。

②ずば抜けた感性を持つ「仏眼」

親指の第一関節のスジが仏像のような半眼の形になっている相
仏眼の相」を持つ人は直感が強く、ズバ抜けた記憶力の持ち主
未来への想像力や人に対する思いやりもあります。
また霊感などが鋭い人も多く、先祖の霊に守られている相です。

③バランス抜群の強運「ラッキーM」

生命線・感情線・知能線・運命線の「基本の4線」が濃くでていることで、きれいなM字を描いたような、はっきりした線が出ている相
「ラッキーM線」を持つ人は、すべての運気を持ったバランスのとれた強運の持ち主です。

④成功がすぐそこ「ソロモンの環」

人差し指のつけ根に人差し指を囲むように表れる緩やかなカーブの線
「ソロモンの環」は何千人に1人だけとも言われるほど珍しく、頭脳明晰でどのような場面でも臨機応変に対応する才能があるため、無難に難局を乗り越えることができます。
この「ソロモンの環」が表れたら、目標達成や夢が叶うなど近い将来に幸福が訪れるサインとも言われています。

まとめ

手相は意識や生活が変わればどんどん変わっていき、早い場合は3ヶ月程で変わっていくものです。
手相が変わる理由は、その人の行動や環境、考え方によって「現状」が変化するから。
「今の自分を変えたい!」「なりたい自分」などの目標を持って進むことで現状が変化し、手相もそれによって変化するのです。

「自分らしい自由なライフスタイル」のため、階段の途中で自分の変化に「気づく」一つの手段として、自分の手相をみながら、現状を確認するのもいいかもしれませんね。

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